スイッチ 松たか子と 阿部サダヲ

以前付き合っていた腐れ縁の二人の、
現在のパートナーを絡めた関係性や、
二人の仕事(弁護士と検事)の日常が
描かれる中で、
二人にしかわからない過去や共通の事情などが
だんだんと見えてくる、
というストーリーなんだけど。

そもそも松たか子が大好きすぎて、
彼女の出演する作品は何も見ても楽しいのだが、
ストーリーも面白くて何度も見てしまいます。

松さんの、真面目さとユーモラスのバランスが
心地よくて、本当に素敵な女優さんです。

結婚て家族って、なんだろうね。
と思う(思わない人なんている?)
全ての人が楽しく、ときどきぐさっとくるような素敵なドラマです。

坂元裕二さん脚本のドラマは、
キャラクターのちょっとした情報の積み重ねが
存在感に厚みをもたらしていて。
なんか誰かに似ているな、と思わされるところが
なんとも言えない感じで何度も見たくなるのね。

カルピスをストローで音を立てて飲んでも、
私たち、もう誰にもなんとも言われないんだね。
っていう台詞が、家族を亡くしたことを
しみじみと感じ入りました。

いつか私ももっと年を取ってそんな風に思ったりするのかな。