外食の葛藤、焼き鳥屋。
外食に行く機会も多い仕事をしてきたように思う。
そのためか、生来の食いしん坊の質からか、
何を食べるか、どこで食べるかをつい考えてしまう。
好きな食べ物のひとつに焼き鳥がある。
思えば子供のころから好きな食べ物だった。
家族がお相撲に行けば、お土産の焼き鳥が楽しみだったものだ。
そんなわけで焼き鳥屋が好きだ。
しかし、しかし、どうも満足できない。
お酒も充実、おいしいお店も多い。
しかし、最近の焼き鳥屋さんはコース仕立てなのだ。
デートにぴったりなのだろう。
メニュー悩まず予算は明朗。
ロスは無い方が良いし、少ない部位はいろんな人に出したい、
本当にわかる。
本当にわかってる。
でも、わかりたくないのだ。
つくねは2本食べたいし、野菜のタイミングは好きに頼みたい。
さび焼きは1本目に食べたいけど、
たたきは食べたくない。
レバーは、焼き加減で好きにも嫌いにもなるので、
頼むかどうかじっくり考えたい。
我儘かもしれないが、このくらいの流儀は貫きたい。
どうか、私の愛するアラカルトで頼める焼き鳥屋さんが
ずっとありますように、
と思いながら、通う日々。